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NATURAL DYE天然染料について

天然染料とは、自然の植物・動物・鉱物から得られる色素を染料としたものです。
ひとつの植物からひとつの色相を得る直接染料。媒染剤(金属塩)を仲介して発色、定着させる多色性染料。藍染めなどのように還元して染め、酸化で発色させる建て染め。
成分のちがいや、染色法など様々な分類の仕方がありますが、大きくこの3つに分けて考えています。
染料に適した植物は自生しているものがたくさんあり、時期を合わせて採りに行き、季節の色を染めます。 天然の素材と向き合えば向き合うほど、自然がくれる色に私のものづくりの方向性が導かれる気がします。

矢車

カバノキ科ハンノキ属でヤシャブシ、ヒメヤシャブシ、ミヤマヤシャブシがあり、総称してヤシャと呼んでいます。 夏、青々としたヤシャの果穂を採取。タンニンを多く含み、アルミ媒染でベージュ、鉄媒染でグレーに染めります。 秋-冬に茶色く開いて落ちてしまった果穂でも結構染まります。毎年たくさん採れるので重宝しています。

五倍子

ヌルデの木にアブラムシが寄生してできる虫瘤のことで、秋彼岸頃、少し黄赤色になったものを必要分だけ採ります。 時期を逸すればアブラムシの成虫が飛び出してしまいます。 五倍子はタンニンを多く含み、鉄媒染で紫かかった墨色に染まります。

臭木

夏に白い花が咲き、秋に青い小さな実をつけます。 10月頃にこの実を採取。 「臭木」という名の通り葉は少し臭いですが、薬用にもなるそうです。 この実は単色性染料、媒染剤なしで染めます。 日本では北海道から沖縄までどこにでも自生しているのですが、染色に使うだけなクサギの実を集めるのはなかなか大変です。

梔子

アカネ科クチナシ属の常緑低木。7月頃、良い香りのする白い花が咲きます。12月頃、成熟した黄色の実を採取し乾燥保存します。
実を砕いて煮出し、灰汁や明礬で発色。 年末、お餅や栗きんとんの着色にも使います。 花は食用になり、実は漢方薬にもなります。
しかしうちのクチナシは八重咲きのため花は香りが少なく実はつきません。

胡桃

クルミ科クルミ属の落葉高木の総称。日本に自生しているほとんどはオニグルミ。 6月頃に開花しその後実をつけます。9月頃に実を採取。10mを越す高さの木なので実の採取には注意。 実は緑色の外果皮の中に堅い核果があり、さらにその中の種子を食用にします。染色に用いるのは外果皮や樹皮です。
外果皮のみを取り、よく水洗いしてから煮出します。油分を含むので手が真っ黒になり、液が服に付くと取れません。 外果皮、樹皮ともに生のままを使います。 外果皮は乾燥保存できると聞き、何度か試したのですが、乾燥後のものと採取してすぐのものとでは染め付気がかなり違いました。

野山に自生する落葉高木。そして秋の代表的な食材。
6月頃開花し、10月頃に実が成熟すると自然にイガのある殻が開き落下するのでそれを拾います。 染色には樹皮、落下後の殻、食用する時に剥く果皮を使うことができます。 樹皮は落葉後が○

野ばら

バラ科の落葉低木。蔓のように伸びていき、棘が多いです。いたるところに自生しています。 5月頃、白い花が咲きます。花が咲く前に採取。

琉球藍

春紫苑・姫女苑

春から初夏にかけて花が咲きます。 いたるところに自生している一年草。4−6月頃開花するのが春紫苑、5−8月開花するのが姫女苑。 茎、葉を使って染色。茎を切ると中が空洞になっているのが春紫苑、中が詰まっているのが姫女苑。

日本の代表的な花、桜。 樹皮、枝を用いて染色。 煮出し時間、煮出し時のPH調整など試行錯誤中。

背高泡立草

10月末頃、黄色く泡立ったような花が咲きます。繁殖力が強く、いたるところに自生しています。 もともと北アメリカ原産の外来種です。 花が咲く前は茎や葉を染色に使用しますが、開花してしまうと花を使います。